知っておきたい基礎用語
このページでは、NLPの基礎用語をいくつか紹介しておきましょう。
基礎用語を知っておけばスクール選びにも役立つ
NLPを学ぶ上で、日本人の一般的な会話などではあまり馴染みのない用語が多々出てきます。もちろん、これも学習の一環であり、用語を知らないと取り組むことができないというものではありません。
それでも、スクールを選ぶ段階で、外部から情報を集める際に、ある程度の用語を知っていれば必ず役に立ちます。
初心者向けNLP用語集
■NLP
Neuro Linguistic Programmingの略。日本語では「神経言語プログラミング」と訳されます。
■アウトカム
自分の求める目標や目的を意味します。
■キャリブレーション
コミュニケーション方法のひとつで、言葉以外の要素で相手の心理状態を察知することをいいます。例えば、表情や声のトーン、仕草などを観察することで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。
■バックトラッキング
相手の言葉を反芻して会話することで、「相手の言っていることを理解している」意思表示として、コミュニケーションを円滑にするテクニックです。
■VAKモデル
VはVisual=視覚、AはAuditory=聴覚、KはKinesthetic=身体感覚で、その頭文字からVAKモデルと称します。VAKのどれに相手の特徴が出やすいのかを観察・分析することでタイプ分けして、それぞれに合った言葉でコミュニケーションするための分類方法です。
■ページング
相手の話すペースや声のトーン、感情の起伏などに合わせることで、安心感や信頼感を持ってもらうテクニックです。
■ポジション・チェンジ
視点を変えることで物事や事象の捉え方や受ける印象を変える体験を意味します。第一ポジションは自分自身の視点、第二ポジションは相手の視点、そして第三ポジションは客観的な第三者の視点です。
実際のセミナーでは、自分と相手のポジションを意味するふたつの椅子と、それらを俯瞰的に見ることができるポジションに立つという、3つのポジションを移動して、それぞれの視点を実体験することで、新たな発見をすることができるというものです。
■ミラーリング
目の前の相手の仕草などを模倣することで、信頼感を得ようとするテクニックです。露骨なマネになると逆効果になる場合もあるので、さりげなく自然に実践する必要があります。
■メタモデル
会話や文章など言語を使うとき、多くのヒトは全てを言葉にしているわけではなく、一般化/歪曲/省略の3つに大別される表現をしているといわれています。メタモデルとは、その表現されていない部分を明確にすることで、コミュニケーションを深めようというものです。
一般化とは、例外的なものや可能性の及ぶ範囲をあまり考えずに汎用的なレベルに集約することを意味します。歪曲とは、本質を歪めてしまうことを意味します。省略とは、文字通り部分的に言語化することで、情報が正確に伝わらないことを意味します。
相手の言葉を正しく理解するためには、具体的な質問をすることで、これらをクリアにしていきます。
■モデリング
自分がなりたいと思うような人の考え方や発言、行動などを真似することで、それらを身につけようとするテクニックです。
■ラポール
フランス語で「橋をかける」という意味で、他者との信頼関係を意味します。